【人生をワクワクしたものに】僕はゲームのように生きることにした/本田晃一

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 今回は実業家や作家をしている本田晃一さんの書かれた「僕はゲームのように生きることにした」を解説します。

 この本は一言で言うとワクワクしながら生きる方法を教えてくれる本です。

 今の日本では 夢や希望を持てずにうだうだと生きている 人は多いと思います。

 そんなうだつの上がらない日々も、これはある意味ゲームのようなものだと捉えて、自分の言っていない場所に行ってみたり ギリギリ超えられそうなことに挑んだり気 になった人に話しかけたりすることで面白くしていくことができると書いています。

 この本を見れば、そんなワクワクしながら生きる方法を知ることができるようになります。

 以下にその要約を掲載していきますので、ぜひ参考にし、自分の人生をよりよいものにして下さい。


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退屈なら村から出る

 仮に人生がゲームだとして同じエリアや同じ村にとどまってうろうろしますか?

 しないですよね。退屈なのでホームやることをやったら、さっさと村を出て新たなステージに行くはずですね。

 この本では「退屈」「暇」「なんかつまらない」という感情を魂が腐っていくという言葉で表現しています。

 退屈を感じているのなら何か新しいことを始めるタイミングだと言えます。つまりさっさと村を出た方がいい。

 でも人生は、ゲームと違って、村から一歩も出ずにへいへいボンボンと過ごしていれば、ゲームオーバーになることもないし、生活に困ることもないし、失望することも強敵が出て倒されることもないから安心安全。それに目的もないのに村を出るのは怖いと思いますよね。

 しかし、そうやって自分を大切にしすぎる人生がつまらないものになると言っています。

 勇者がビビって冒険に出なかったら全然面白くありませんよね。

 初めて釣りに行った時やイベントフェス、クラブに行った時ワクワクしたはず。車の免許を取って夜に高速道路を走っただけでテンション上がったものです。

仮に、行動して悲惨な出来事や大変なことがあったとしても、そっちの方がゲームは盛り上がりますよね。何のピンチもないアニメとか漫画とかゲームってつまらないことと同じです。

 また、行動するのが怖いということに対しては、原始時代ならともかく今は行動して死ぬことはありませんから、「なんか飽きたな」とか「最近つまらんな」と思ったら、今いる場所から一歩踏み出して新しいことや気になったことを行動に移すベストなタイミングと言えますね。

 そうやって一歩踏み出したらやりたいことや目標を見つけられるかもしれませんよ。

 ちなみに著者は、オーストラリアに行った先輩の話を聞いて、オーストラリアを自転車で1周するという突拍子もない行動に出ています。


人は暇だと問題を起こす

 根本的に人は暇に耐えられない生き物です。

 実際に暇だと自分のちょっとした欠点で深く悩んでしまったり、SNSでいちいち人を叩いてしまったりするし、やらなくていいことをやってしまったりします。犯罪者に無職が多いのも暇がありすぎるからなのかもしれないですね。

 実際に著者は、新婚旅行でタヒチに10泊することになったそうですが、5日くらい滞在したところで暇で退屈すぎて、刺激を欲している自分がいたそうです。

 このように暇な日々が続くと、人は暇に耐えられなくて問題を起こし始めるそう。

 そうならないためにも 暇だったり退屈を感じ始めたら、何か暇をつぶせるものを見つけに行くタイミングだと言えます。


自分を好きになれないのなら何でもいいから限界を超えられそうなことに挑戦する

 本来であれば、何もない自分であってもいい。こんな自分でもいいと認められればいいのですが、なかなかそうは思えないものですよね。

 自信は、ぼーっとしていても身につけられません。

 そこで、どうしても自信がなくてモヤモヤするのならば、自分の限界の先を見に行ってみようと言うことです。

 限界とは、例えば、限界まで筋トレをやって追い込んでみたり、佐川急便でハードワークしてみたり、限界まで勉強して良い大学を目指したり、副業に鬼のように取り組んで毎月10万円 を稼いでみたり…とか自分ではできないかもしれないと思っていることに挑戦してみることです。

 実際に9浪の末、27歳の時に早稲田大学に合格した濱井省吾さんは、自己肯定感が浪人によって身についたといいます。また、著者の場合は、オーストラリアにあるケープヨークへと向かう道で、ジャングルや砂漠を走破して、自分の限界の先を見た時に自信を手に入れることができたそうです。

 これはゲームで言うと、今の自分でギリギリ倒せそうなボスや、クエストに挑戦するイメージになります。

 このように、何か限界に挑戦することで、「俺すごくね」「俺かっけー」「俺やるやん」と、自分で自分に対して思えることが重要なのですね。

 村でぼーっとして腐っているくらいなら、何でもいいから限界ギリギリにある目標に挑戦してみるのがとてもいいというわけです。


自分よりハンデのある人から学ぶ

 自分を好きになるために何かに挑戦しようとすると、一部の人は「いやいや俺は才能がないし ブスだしバカだし 根性ないし」というネガティブな発想にとらわれてしまうことが多いです。

 そういう考えが、頭をもたげて、村に引きこもってしまう人もいる。そうやって、自ら自己否定を繰り返し、退屈でつまらない毎日を送っているわけです。

 そういった自分のショボさや才能の無さに打ちのめされそうになった時に大事なのは、周りを見ることです。

 人生はオープンワールドRPGみたいなものだから、自分以外にも多くのプレイヤーが存在しています。

 ちょっと周囲を見回せば、自分以上の低いハンデを持っているのに、目的を叶えている人がたくさんいるはずです。例えば、貧乏な家に生まれたのに大富豪になった人もいるし、顔が悪いのにモテている人もいます。若ハゲなのに人気者になった人もいるし、目が見えないのにピアニストになった人もいるます。

 そういう人からアドバイスをもらったり、参考にしたりすることで、自分と似たようなハンデを持っていてもそれを乗り越えたり無効化する方法を身につけるヒントが得られるのです。

 ゲームで言うと、「あそこの洞窟はレベル上がりやすいよ」「あの技強いよ」「あの街でこのマント買えるよ」と言ったアドバイスを、人からもらった方が早く攻略できるイメージです。

 実際に、著者は学生の頃に、背も低く、学歴もなく、収入も低いという見るからにモテなさそうな先輩に出会ったそうですが、その先輩はトークが上手いという理由でモテていたといいます。

 そこで著者は、その先輩からトークについて学んでいったそうです。

 このように多くの ハンデを背負っていても目標を叶えた人 からは多くのことを学ぶことができるし、見ているだけで勇気も湧いてきます。


惚れた人から学ぶ

 自分一人で黙々と頑張るよりも他人 からいろんなものを学ぶ方が楽に目標をクリアすることができますが、どういう人から学ぶべきかというと、それはハンデを背負っている人ともう一つ、惚れた人から学ぶことが大事だということです。

 人は惚れた人の言うことは聞きたくなる習性があるそう。

 例えば パーソナルジムのトレーナーが太ったおじさんだったら、そんな人から筋トレのやり方を学ぼうと思いますか?きっと「あなたが言うな」って心の中で思っちゃうでしょう?

 しかし、もしパーソナルジムのトレーナーがムキムキで、コンテストに出たりして、常に挑戦を続けている人であれば、多くの人がその生き様に惚れるし、そんな人の言うことなら聞こうと思うはずです。

 それはこの人の言うことを聞けば この人に近づけるからです。

 その他にも好きな異性から言われた言葉も自分に強く響くし、自分の好きな芸能人が言っていることも、憧れの先輩の言うことも、胸に入ってくるものです。

 著者の場合は英語の偏差値が38だったそうですが、英会話スクールで可愛い女性から、熱心に英語を教えてもらったおかげで、とんでもないスピードで英会話をマスターしたそう。

 このように惚れた相手というのは、自分にとんでもなく大きな影響を与えるのです。

 ちなみにここで言う惚れたとか、かっこいいっていうのは、恋愛に限らず人間的に惚れたという意味になります。

 人間的にこの人はかっこいい好きだなイケてるなと思える人から学ぶ…これが何かを学ぶ上で最も大事なことになります。

 特に、男性は、かっこいいと思ったらマッハで学ぶ性質を持っていると書かれています。

 そしておそらくこれがこの本のメインテーマになります。このように勉強も、仕事も、筋トレも、全て「この人ダサいな」とか「微妙だな」と思う人からではなく、「かっこいいな」「イケてるな」と思う人から学ぶことを意識するといいですね。


環境を変えて自分の当たり前をアップデートする

 誰でも育った環境や思い込み、偏見などで当たり前だと思っていることが違っているもの。その当たり前を書き換えると、現実が大きく変わると言っています。

 実際に筋トレをしている人の当たり前は、プロテインを飲み、筋トレをして、たっぷり眠ることになります。

 また、モテる男性は、女性並みにスキンケアをして、髪型を整えて、服装に気を使うのが当たり前になっています。

 このように当たり前の常識は、そのグループによって大きく異なります。そのため全然モテなかった男子が、モテるグループに入った途端に急に身だしなみが良くなって彼女ができる…みたいなことがあるわけです。

 そのためには、まずこうなりたいと思う人のいるところへ入っていくことが大事です。

 著者の場合は、「結婚が全ての土台になり、その土台がぐらついていたら幸せになれっこない」と思っていたため、一時期仕事を中断して幸せな夫婦や家庭にホームステイしたといいます。そして幸せな夫婦に話を聞いていって、徐々に結婚して幸せになる自分をリアルにイメージできるようになったと書いています。

 また、著者は作家である本田健さんを見た時にビビッと来て、この人のカバン持ちになろうと決意しています。とにかく惚れた人に会いまくっているんですね。

 今はSNSがあるので、自分と同じ志を持っている人とつながることでもいいです。そうすれば徐々に当たり前が変わっていきます。

 とにかく大事なのは、気になる人に会って、そのグループに属してみるということを意識することです。


自分にとって の幸せを見つけてそれをできるだけ早く叶える

 何もかも手にしている成功者は輝いていて、眩しいと思っている人が多いと思いますが、本当に幸せなのかというと、実はそれは分からないものです。

 実際に芸能人や経営者が自殺することもあります。

 これはよく言う話ですが、お金があれば不幸を避けることはできますが、幸せになれるわけではないのです。

 よって、大事なのは、自分にとっての幸せを見つけることです。

 自分にとっての幸せかそうだ考えてみれば、幸せっていろいろあるわけで、タワマンに住む幸せもあればカプセルホテルに住む幸せもあるし、高級料理を食べる幸せもあれば、家でカップ麺を食べる幸せもあります。また、まったり生きる幸せもあれば、筋トレを終えた後の困難を乗り越えた幸せもあります。

 ゲームでもがむしゃらに上を目指そうとする人もいれば、ただみんなとワイワイやりたいだけの人もいますよね。

 このように、人それぞれ幸せを感じるポイントは細かく違います。

 大事なのは、色々試して自分にとっての幸せを知って、それを追求することです。

 この時のポイントは自分を騙さないこと、自分に嘘をつかないことだそうです。多くの人が世のため、人のため、環境のためにという感じで、自分の欲望をオブラートに綺麗に包みすぎて、もはや自分 で本当の自分の欲望がわからなくなっていることが多いです。

 それよりも、自分に正直になって、モテるために頑張っているとか、タワマンに住みたくて頑張るみたいな感じで、自分の下心を隠さないことが大事だと言います。

 このように、人なんてシンプルなもので、自分が本当に欲しいと思っていないもののために頑張れない生き物です。仕事が頑張れない人、情熱がない人は、ある意味自分の下心を抑え込んでいるのかもしれません。

 ちなみにもしその欲しいものが分かったら、できるだけ早くその目的を叶えるために動き出すことが大切です。本当に欲しいもののためなら人は頑張れます。

 


運がいい人は無理しない範囲で周りの人に与えている

 この人生がゲームだとして、最もうまくいくのはどういう人かというと、それは自分一人で頑張る人ではなく、多くの人にサポートや協力をしてもらえる人になります。

 一人でやれることなんてたかが知れています。

 そして、協力してもらうためには多くの人に与えられる人である必要があります。気前が良くて周りの人の気持ちを良くしたり、プレゼントをしたり、貴重な情報を教えたり、分け与えたり、そうやってばらまいた種から芽が出て、花が咲いて、実がなって、返ってくるものです。

 実際に、アダムグラントさんの書いた『ギブアンド テイク』という本には「論理的に一番得ができるのは与える人である」と書かれています。

 しかし、一番損をするのも与える人と書かれています。

 どういうことかというと、与えてもらっても何も返さないし、別に感謝もしない人もいるわけです

 大事なのは無理して与えようとしないことです。

 自分は犠牲になってもいいと思って他人に与えている人は、見返りが返ってこないと「あいつあんなに与えたのに」と思ってきついわけです。

 だが、余裕があって別に自分は損しない範囲で他人におすそ分けすれば、別に返ってこなくても何とも思いませんよね。

 お腹がいっぱいになった時に、残ってしまったデザートを相手にあげるような感じで、自分が与えた時に損をしない余裕がある状態で与えるのが一番です。

 特に、著者が与えるといいと言っているものが、『学んだ知識や情報』です。

 情報は減るものじゃないから与えやすいですね。美味しいお店、扱っているコスメ機材、注意することなど、相手が欲しい情報なら与えても減るものではありません。


最後は山に登ったままでいると魂が腐る

 これは、ゲームを全クリアしたり、仕事である程度の成果を上げた後は、その達成感に浸っていたいものですが、そうやっているとだんだんとつまらなくなって、また暇や退屈になり、魂が腐っていくと言っています。

 実際に著者は、親の会社が潰れかけて、借金が8億円にまで膨らみましたが、そこから必死に働いてお金持ちになることができたそうです。誰から見ても幸せそうな生活ですが、しばらくそこにいるとだんだんとつまらなくなってきたといいます。

 必死に登った山の頂点からの景色にも飽きるっということです。

 また、お金持ちになるために頑張ってきた人が、お金持ちになってその欲が満たされると、俺って何のために頑張っているんだっけと感じ始めるものです。つまり新しい動機が必要になってきます。

 つまらないのなら、山から降りてまた新しい山にチャレンジすればいいのですが、そこにいれば尊敬されるし、悠々自適な生活も送れるし、お山の大将でいられるから、つまらないと思いながらもなかなかそこから動くことができなくなることが多いそうです。

 しかし、著者はこういうことを感じている時は、もう新しいゲームに切り替えるべきタイミングだといいます。つまり、一旦下山して もう一度新しいゲーム山目標に挑む時だということです。


まとめ

ワクワクしながら生きる方法は…

1 退屈なら村から出る

2 人は暇だと問題を起こす

3 自分を好きになれないのなら何でもいいから限界を超えられそうなことに挑戦する

4 自分よりハンデのある人に学ぶ

5 惚れた人からは学びが早い

6 環境を変えて自分の当たり前をアップデートする

7 自分にとっての幸せを見つけてそれをできるだけ早く叶える

8 運がいい人は無理しない範囲で周りの人に与えている

9 必死に登った山の頂点からの景色にも飽きる

少しでも皆さまの一助になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございます!

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