【必見】カタールでの運転免許の取り方を教えます!

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真夏には50℃を超えることもあるカタール。

買い物にも、職場への移動も車が必要です。

 

ただし、日本の国際免許は使用できません…。

よって、自分で運転するためには、ドライビングスクールへ通い、免許を取り直す必要があります。

 

私もカタールのドライビングスクールに通って取得しましたが、わからないことも多く、苦労しました。

そこで、手順等をまとめてみましたので、ご参考にしていただけると幸いです。

 


1 前提条件

・日本の免許を有していること

・期限が切れておらず、十分な期限が残っていること(最低3ヶ月以上は見ておきましょう)

・自身のカタールIDが発行されていること(カタール移住する際、必ず申請・発行します。1か月弱かかります。)

 


2 免許取得までの大まかな流れ

カタールID作成 → 大使館のレター作成 → ドライビングスクールのアプリ取得 → アイテスト(視力検査) → シグナルテスト(学科試験) → ロードテスト(実技試験)

 


3 ドライビングスクールの入学方法ついて

カタールでは、ドライビングスクール入学する前に、日本の免許証が有効であることを日本大使館に証明してもらう必要があります。その方法について記載します。

①カタールIDが発行されたら、すぐにカタール日本大使館HPにある『自動車運転免許証抜粋証明』をDLし、必要事項をご記入下さい。

②大使館に「自動車運転免許証抜粋証明」を持参し、レターを作成してもらってください。(手数料が必要)

③レターを受け取り次第、ドーハ市内のドライビングスクールに行き、受付をして下さい。(「STUDENT ACCESS CARD」が発行されるので、大切に保管してください。)

 


4 アイテスト(視力検査)の流れついて

入学した日にアイテストが受けられる場合が多いので、そのまま受けられるとよいです。

ただし、メガネやコンタクトの人は忘れないように持参しましょう!

 

①アプリ取得後にアイテストを受けたい趣旨を伝える。後日になる場合もあるようです。

②検査料50QRを支払い、指定の場所でアイテストを受ける。眼鏡やコンタクトならば付けておく。(紙で片目を隠し、数字orアルファベット6文字を告げるのみ)

③網膜の写真を撮って、終了です。

 


5 シグナルテスト(学科試験)合格までの流れついて

カタールでも学科試験があります。

受付後すぐに各スクール制作のアプリをDLするように言われます。

「STUDENT ACCESS CARD」に記載されたPIN CODEを入力すると、アプリにログインできます。

 

①アプリ内にある動画で勉強して下さい。

※1 早送りや飛ばすことはできません

※2 約10分の動画が20本くらいあります(涙)

②すべての動画を終えたら、アプリ内の練習問題(Practice)をひたすら行ってください。

※40問中37問以上正解が合格です

③練習問題(Practice)に3回合格すると、アプリ内でドライビングスクール内の試験(School Theory Exam)が受けられます。

※同じく40問中37問以上正解が合格、失敗しても何度でも受けられます

④ドライビングスクール内の試験(School Theory Exam)に合格すると、数日後、携帯に学科試験(Traffic Department Exam)の受験日時が記載されたショートメールが送られてきます。

⑤指定の日時にドライビングスクールへ行き、シグナルテストを受験します。
※1 受験は早朝になります(だいたい朝6:30集合。その後、2時間程度待ちます。)

※2 平日(日~木)にしか行われませんので休みを取る必要があるかもしれません。

⑥シグナルテストはタッチパネル方式になっていますので、画面をタッチしてどんどん進めて下さい。
(40問終了後…「PASS」が出れば合格 「FAILSE」が出れば後日再受験)

⑦合格した場合は、そのままドライビングスクールの受付へ行きます。ロードテストの日程を相談の上、決めて下さい。

 

【シグナルテスト合格必勝法】

〇練習問題に出てくるイラストや写真はシグナルテストと違う場合があります。

〇質問と選択肢は一字一句変わりません。(私は全く同じでした)

よって…

文章と選択肢の答えを覚えればOK!(この質問の答えはコレだ!など)

 


5 路上試験(ロードテスト)合格までの流れついて

日本の免許証保有者は、練習なしでロードテストの受験となります。ロードテストは警官が試験官となり助手席に座ります。また、後部座席には他の受験者2人が乗りますが、運転する順番は当日早く乗り込んだ順番です。(最後は長くなるので、1人目か2人目がよいみたい…。)
いきなり運転だと不安もあるかと思いますので、下記に示すことを家でイメージして練習し、試験に挑まれて下さい。

 

①乗る前の前提として

〇カタールでは、左側ハンドル、右側車線通行になります。

〇ウインカーはハンドル左手側です。上げると「→」、下げると「←」になります。

〇赤信号や一旦停止、右左折、ラウンドアバウトの前ではゆっくりと車間をあけて停まります。

 

②運転席についたら…(※忘れた場合はアウトです)

〇シートベルトを締めます。

〇座席下にあるレバーで座席を前後させ、アクセルと足の長さのちょうどよい所に調整します。

〇フロントミラー、サイドミラーを調節します。

 

③出発時は…

〇ハザードランプを消す → ギアを「D」へ→ サイドブレーキ解除 → 左へ方向指示器の順番

 

④運転中は…

〇ハンドルは両手で持ち、左右が対称になるように握ります。

〇警官の指示に従います。(指や単語で指示されます。「Over take」は追い越しです。)

〇スピードは路上の看板に従います。(「80km」「60km」があります)

〇線を越えたり、踏んだりしてはいけません。(右左折、Uターン時も)

〇車線変更をする場合は「サイドミラー確認→方向指示器→車線変更」の順番です

〇基本的には、2車線の場合は右、3車線の場合は中央の車線を運転します。(一番左が追い越し車線)

〇左折とUターンの場合は車線変更後や信号で停止中も方向指示器は出しっぱなしです。

 

⑤ラウンドアバウトでは…

ラウンドアバウトは出口が全部で4つあります。( )は警察が単語で言うExitに出るようにします。

・EXIT1→入る方向から右へ出るとき(Right)

・EXIT2→入る方向から真っすぐ出るとき(Straight)

・EXIT3→入る方向から左へ出るとき(Left)

・EXIT4→入る方向へUターンするとき(U-turn)

 

〇おおよそラウンドアバウトは試験で行われます。

〇警察が指か単語で指示します。

「方向指示器を出すタイミング」と「入る車線」がポイントです!

・EXIT1→一番右車線へ移動し、100m前の看板で方向指示器を出します(出しっぱなし)。入口手前でスピードを緩め、タイミングを見てラウンドアバウトの一番外側車線に入り、そのまま右折。右車線に入ります。

・EXIT2→方向指示器は出しません。入口手前でスピードを緩め、タイミングを見てラウンドアバウトの中央車線(なければ外側車線)に入ります。EXIT1を過ぎたら方向指示器「→」を出し、EXIT2の左側車線に抜けます。抜けたら、右車線に車線変更をします。

・EXIT3→一番左車線へ移動し、300m前の看板で方向指示器を出します(出しっぱなし)。入口手前でスピードを緩め、タイミングを見てラウンドアバウトの一番内側車線に入ります。EXIT2を過ぎたら方向指示器「→」を出し、EXIT3の左側車線に抜けます。抜けたら、右車線に車線変更をします。

・EXIT4→一番左車線へ移動し、300m前の看板で方向指示器を出します(出しっぱなし)。入口手前でスピードを緩め、タイミングを見てラウンドアバウトの一番内側車線に入ります。EXIT3を過ぎたら方向指示器「→」を出し、EXIT4の左側車線に抜けます。抜けたら、右車線に車線変更をします。

 

⑥停車時は…

〇右へ方向指示器→停車→サイドブレーキを引く→ギアをPへ→ハザードランプ点灯

※1 バスが停車場所近くに停めるとアウトです。バスの停車場所からは離れて停めましょう。

※2 停止線をまたいでいるとアウトです。最後まで集中しましょう。

 

ロードテスト終了後は、ドライビングスクールで待ちましょう。

合否が記載されたショートメールが携帯に送られてきます。

合格したら、免許発行所に行って、免許を発行してもらいましょう。(手数料は250QAR)

不合格の場合は、後日再チャレンジになります。

 

以上、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

ちなみに私が通わせていただいた車校は「Doha Driving Academy」です。

先生方もとても親切で、路上練習のときは待つこともありませんでした。

レッスンも楽しく、あっという間の1か月間でした。

校舎の中にはカフェもありますよ!

 

カタールの免許を持っていると、大変便利です。

近場の買いものだけでなく、サウジアラビアやドバイといった隣国まで、車で行くこともできるようになります。

また、カタールで免許を取得すると、欧米での運転も混乱しませんよ。

車を運転されて、さらに素晴らしいカタールライフを!

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