それでは今回は「なんか知らないけど、強運が舞い込むすごい習慣」について解説していきます。
世の中にはお金持ちの人、モテる人、うまくいっている人がいます。
こうした人々を見ると、生まれながらに運がいい人と思って、ついていない自分と比較し、ため息をついてしまう人がいます。
しかし、実は運は生まれながら決まっているものではないのです。
例えば「家が貧乏でおもちゃやゲームなどの好きなものを買ってもらえなかった」「いつも周りから 否定されていたから大人になった今でもなんとなく自分に自信がない」
このような経験をした人もいるかもしれないです。
こういう状況でも、運は僕たちを見放すことはないです。
運のいい時と悪い時のちょっとした違いに気づけば、どんな人でも強運な人になることができます。
違いと言っても、とても小さなものです。心の持ち方や考え方をほんの少し変えるだけで、誰でも運に恵まれる人になります。
この本では、なんか知らないけど強運の持ち主に代わるステップが紹介されています。
このブログでは、その中から僕が厳選した12個を解説していきます。
それでは、一緒に学んでいきましょう。
強運な人は あらゆる出来事に対する無意識の第一歩が違う
日常の中で起こるいろいろな出来事に対して、条件反射的に運がいいと捉えられるかどうかが、強運な人とそうでない人を分けている違いです。
とても小さいことですが、すごく大きな違いです。
どんな出来事も感じよく受け取ることは、宝くじで実際に1億円当てた高額当選の人の特徴と同じです。
その特徴は次の3つです。
①軽やかにくじ券を買う
②当たりでも外れでも、あまり悔しがらずに買う行為そのものを楽しんでいる
③はしゃいでいる気持ちの時に、くじ券を買う。
100枚くらい買って1枚も当たらないお金持ちがいる一方で、ごく普通の見た目で目立たない格好で1枚しか買わないにも関わらず、高額当選してお金持ちになる人もいます。
例えば「信号が全部青信号ばかりで超ラッキー!」と思うのか「運を使っちゃった…」と思うのか。
友達にいいことがあった時、一緒になって「よかったね!」と喜ぶのか、心の中で嫉妬をするのか。
いろいろな出来事に対する一番最初の反応の差がどんどん広がっていき、運が悪いとの差を作っています。
ここに気づけば、運のいい人に誰でもなれます。
あらゆる出来事は良いフィルターを通すと楽しいことになるし、悪いフィルターを通すとつらいことになります。
強運な人は無意識のうちに前者の良いフィルターを持っています。
受け取り上手の人に運は宿る
例えば、日本一の投資家と呼ばれていた武田和平さんは、食事へ行くといきなり厨房まで乗り込んで「美味しかったよ。ありがとう!」とお店の人たちに直接お礼を言っていました。
すると、次回、そのお店に行くと、帰りがけに玄関までお店の人たちがお見送りをしてくれたそうです。
武田さんのように、日常の出来事を楽しい気持ちで受け取るほど運を運んでくる、周りの人がこの人に渡せば喜んでくれると思ってくれます。
そのため、運を運んでくれる人の数も、その人たちが手に持っている運の分量も、どんどん増えていきます。
運に選ばれるとはこういう連鎖を引き起こすことです。楽しく意識を向けていくことで、運ばれてきたものを軽やかに受け取れるようにもなります。
そのため、今あるラッキーに気づくこと、そしてラッキーがやってきた時に喜ぶことがとても大切です。
運に気づけないのは自分で運に蓋をしているから
本当はみんな生まれつき強運です。
そう思えないのは、自分で自分の運に蓋をしているためです。
なぜなら「運がいい」は、周りからの嫉妬の対象になりやすいからです。そのため、他の人に気づかれないように隠しています。
周囲から浮かないように振る舞うことを大切にする日本人は、ラッキーなことが起こっても目立たないよう、バレないように振る舞います。
そして、行き過ぎると自分の手で運がやってこないようにしてしまいます。そうすれば、波風が立たないからです。
しかし、あまりやりすぎるとラッキーを自ら逃す体質になってしまいます。
運がいいってことは「周囲の人からとても愛される」って事です。
川上からいろいろな人を介して運ばれてくる運を受け取るには、大きな愛を受け止める器が必要です。
運のいいことを隠したり、どうせ自分なんて愛されるに値しない人間だという思考が習慣化すると、大きな愛が流れてきても自分は価値がない人間だからとてもじゃないけど受け取れないと、照れて逃げ出してしまいます。
ネガティブな自分に大丈夫というと運が舞い込んでくる
ネガティブな人は「弱い」というイメージを抱いている人は多いです。
しかし、そんなことはなくてむしろ強いです。なぜなら、相当強くなければ暗い気持ちには耐えられないからです。
そのため、少し力を抜いて降参すれば、暗い気持ちに耐えられなくなり勝手にポジティブに気持ちが切り替わります。
降参することが強運モードに切り替わる強力なスイッチです。
これを押すには「弱くなること」です。
よく言われるような頑張って気持ちを前向きにすることとは真逆ですが、降参するほど気持ちが楽になっていきます。
降参とは、「もう無理」「もうやめちゃえ」といった感じで、自分で頑張ったり、踏ん張ったりするのをやめることです。
降参すると、辛い感情もどこかに消えていきます。そして、気持ちが軽くなります。
強運マインドに変わるには、頑張ってポジティブになろうとする必要はないです。
ネガティブな気持ちに降参して、それを受け入れてください。
ここに後悔し尽くして、次の後悔を消す
世の中では、後悔しない人生とか、悔いのないように自分らしく生きるとかよく言われます。
しかし、後悔はむしろした方がいいです。なぜなら、たくさん後悔したってことはたくさん何かをやろうとした証だからです。
人は後悔をごまかす癖があります。
「うまくいかなかったのは、タイミングが悪かっただけだからしょうがない。」「やってみたところで絶対に失敗した。だから何もしないで良かった。」と、ついつい自分に言い聞かせてしまいます。
しかし、この今ある後悔のごまかしが、新しい後悔のもとになります。
だから、あえてしっかりと後悔することが大切です。
後悔することで、今ある後悔にOKを出せて、次からは後悔しなくなります。
自分の気持ちに嘘をつかなくなります。
やりたくないことリストを書き出す
自分のマイナス感情をなくすためには、やりたくないことを書き出して「リスト化」してみるのが効果的です。
書くことが思い浮かばない人は、実は社会的に人としてに続く言葉を考えてみると思いつきやすくなります。
僕たちはいろいろな理由をつけてやりたくないことをやっています。
そうやって気持ちに少しずつ蓋をして、本当はやりたくないことに気づかないようにしています。
しかし、やりたくないことを紙に書き出して「やりたくないんだ」と認めると、自分の中で何かが変わります。
書き出したやりたくないこともやってOKです。
大切なことは自分の本心に正直になることです。
やりたくないことについ蓋をしてしまう習慣を変えてください。これが本心を大事にするってことです。
本心を大切にすると、なぜか気合を入れなくてもやりたくないことをやらなくていい状況になったりします。もしくは、意外とやってもいいかもと納得したりすることもあります。
強運になるには大人にならなくていい
運がいい人に嫉妬することが誰にでもあります。
でも、相手を批判したくなったら、早く嫉妬を認めて自分もそうなりたいという本心を認めてください。
そして、そうなりたいと考えているって事は、自分にもできると信じていることでもあります。これも認めてください。
自分にもできると信じていることに蓋をすればするほど、相手に嫉妬の感情をぶつけてしまいます。
しかし、僕たちは自分にはできないと思っていることや、全然興味がないことに対しては嫉妬しないです。
つまり嫉妬っていうのは、自分がなりたいものを自分にとってはしゃげることに気付くコンパスでもあります。
だからこそ、嫉妬は悪いものではないです。
自分の強運に気づくために大人になる必要はないです。
嫉妬の感情に対して、僕たちはいけないものと感じて拒絶感を抱きます。一方で、憧れや尊敬の感情はすごく良さそうに思います。
しかし、嫉妬と尊敬はコインの裏表みたいな関係です。
ちょっとした心がけ次第で、嫉妬の気持ちを憧れや尊敬の気持ちに転換することができるためです。
嫉妬に苛まれている時は、コインの裏側にある嫉妬の方にばかりに目がいってしまいます。
しかし、表側には同時に尊敬の気持ちもあります。
だから、嫉妬心を抱いた時には意識的にコインの 表側の方に意識を向けてみてください。
嫉妬心を消そうとしなくても、憧れの気持ちに切り替わってきます。
自分が嫉妬を感じても、憧れを感じても、どっちでも大丈夫ってなると気持ちが楽になります。
ブラックな本心を出すと本当の友達ができる
自分の気持ちに嘘をつくのを止めることは、すごく大切なことです。
本心に正直になると、次に自分はこんなひどいことを思っていたんだと、自分のブラックな感情に対して絶望を抱くようになります。
周りの人に合わせて自分を演じてきた真面目な人ほど、ここで顔を出してきたブラックな本心をなかなか受け入れられないです。
「他の人に気づかれれば嫌われてしまう」って思うためです。
しかし、そんなことはないです。ちょっとイライラしてくれたり、ブラックな一面を出してくれたりする方が安心できたりします。
つまり、いいやつでない方が相手に親近感や人間味を感じられます。
そのため、そういうブラックな部分はむしろオープンにしていいです。
そうしているうちに、本当に気の合う友達ができるはずです。
ブラックな本心をオープンにして、ひどいことや根も葉もないようなことを言ってくる人もいるかもしれないです。
しかし、そういう人は根も葉も生えないような生き方をしています。そのうち枯れるため、気にしなくて大丈夫です。
気の合う人とだけ繋がって、ハッピーな気持ちでいると、自分らしい花が咲きます。
ブラックな自分をオープンにするのが難しい人におすすめしたいのが、ブラックな自分を物語の主人公に置き換えて考えることです。
ネガティブな感情が湧き上がってきた時に「もし自分がそういう感情を持つ物語の主人公だったとしたらどうだろう」と考える習慣をつけてみてください。
TPOに応じて暗い自分を出す
大人になると、TPOに落ちた振る舞いを求められます。
これはちゃんとした自分だけでなく、暗い自分も同じです。
しかし、イラついた自分やネガティブな自分を出すことは生理現象と同じです。
出し方に気をつける必要はありますが、ダメなものではないです。
フランス人にとって、鬱っぽいは一種のステータスです。フランス人が今日は鬱っぽいという時、色んな意味が含まれています。
「私、賢いからすぐに色々考えて暗くなっちゃう」ということもあります。
フランス人に とって、暗い気持ちになれるのは、賢い証拠という一種のステータスです。
いろいろ悩んで、鬱な気分から脱出できない時は「賢いからすぐにいろいろ考えて鬱っぽくなっちゃう」とつぶやいてみてください。地味に効果的です。
99%の失敗はバレないことを理解する
気持ちが沈んでいる時は、特に気後れして動けなくなってしまいがちです。
この原因は「ダメだったらどうしよう」という恐れの感情です。
何かをやってみた時、ダメな結果になったらどうしようと尻込みする気持ちを僕たちは持っています。
真面目な人や誠実な人ほどその気持ちが強いです。
恐れの感情が行動に移すのをさらに辛くさせています。
しかし、いろいろなことをやっている人は、あんまり結果にこだわらない人が多いです。
むしろ「飽きちゃった」みたいな理由で簡単にやめる人もいます。「やってみたけど気が乗らなかった」みたいな理由だけでやめる人もいます。
周りの人が驚くことをやっているのに軽やかです。
そのため、やってみたことも数だけは無駄に多いです。すると、うまくいったものもかなり多くて、その中にはたまたまうまくいったものもいっぱいあります。
いろいろやってみてダメになったものや、飽きたものはすっかりと忘れてしまいます。
そのため、人に話すときはついついうまくいった話だけをします。
すると、周囲の人はあの人はいつも結果を出す人だと感じてしまいます。
そもそもダメになった話は、自分から言わない限り周囲には気づかれないことがほとんどです。
他の人は、自分が思っているほどを他の人に興味がないです。
そのため失敗しても、ダメになっても、飽きても、ほぼほぼ周囲にはバレないです。
これが分かってくると、行動なんてコンビニに行くかくらいの感覚で簡単にできるようになっていきます。
苦労するはプレイの一種
ハッピーになろうとか、楽をしようと思っても、自分を責めてなかなかそうなれない人がいます。
そういう人っていうのは、大抵いい人です。
なぜなら、自分にとって本当に好きなことや楽しいことよりも、まずは身近な人にとって好きなことや楽しいことを優先させるためです。
今まで自分のやりたいことに蓋をして我慢してきた人たちに知っておいてほしいことがあります。
幸せじゃない人や苦労している人は、自分 から進んで幸せじゃないプレイや、苦労してるプレイを選んでいることが多いです。
なぜなら、ちょっと不幸だったりちょっと苦労したりしている方が、同じように辛い状況にある人たちとつながっていられるためです。
僕たちは辛い時同じ思いを共有する人同士で共感し合うことで癒されます。
例えば、長屋住まいでネズミ小僧。
自分の家だけに小判を置いていったとしたらちょっとご近所に言いにくいです。
ネズミ小僧から小判をもらった時「棚ぼた式に臨時収入があったんですよ」というよりも「家計が厳しくてお互い苦労しますよね」って言った方が、ご近所付き合いがうまくいきそうです。
そんな時はそのプレイが「いい」「悪い」という尺度で判断せずに「今、自分はそういうプレイをしたいんだよね。よしよし。」と言ってねぎらいつつ、自分のしたいプレーを尊重してください。
すると、聞いている相手も不思議と自分と同じプレイに興味を示してくれます。
「実はネズミ小僧が小判を置いていってね」なんて話を始めると「うちにも昨日来たよ」とか「いいな」「次はお宅にも来てくれるから」と盛り上がるかもしれないです。
こんな風に、自分のしたいプレイをやっていると、周囲の人があの人なんか楽しそうだなと周りに集まってきます。
だからどうせなら苦労するプレーを選ばずに、最初から楽しいプレイをやってください。
親への不満との付き合い方
親とはいえ、ここだけは許せない人もいると思います。
僕たち日本人は、特に不平不満を周囲に漏らすなという国民性を持っています。
一番近い存在である家族に対しては、特に言いにくいです。
少しでも両親への不満を口にすると、周りの人たちは「ご両親だって本当は愛情があるんだよ。だから許してあげてよ。」「冷たくする時もあるけど、本当はいい人なんだよ。」と言うはずです。
そのため、真面目な人ほど親は許せないけど、我慢すれば済むと一人で重荷を背負って、寂しい思いと両親へのわだかまりを抱えたまま育っていきます。
でも、実は親が許せないのではないです。
親を許せない自分が許せないってことです。両親に対してひどいと思う自分と仲直りできないでいます。
つまり、両親の問題ではなくて、自分の心の持ち方の問題です。
だから、自分を許すことで良心にわかってもらえなかった悲しい気持ちを成仏させることができます。
親を許せない自分が許せない気持ちを引きずっていると、家族や両親に対して軽やかに付き合えないです。
そのため、自分自身がパートナーを持ったり、結婚したりすることを、無意識のうちに恐れるようになります。
親に対してわだかまりを抱く自分を許すことは、自分にとってとても大切です。
自分を楽にすると、心のブレーキが解除されて、本当に欲しいと思っていることがわかるようになっていきます。
まとめ
解説は以上です。
ダメな自分と仲良くなれば強運になれます。
今回は、そのための心の持ち方のステップを解説しました。
ダメな自分と仲良くなるのは、自分で自分に感謝できることでもあります。
自分自身に「ありがとう」を言えると、周りの人たちから感謝されやすくなります。
そして、だんだんと自分以外の人たちにも感謝できるようになっていきます。
すると、自分から人へ、人から自分へと運がどんどん循環していきます。
僕たちが一番当たり前と思っている存在は「自分」です。
自分の存在自体に「ありがとう」を伝えると、周囲の人たちが自分を大切に扱ってくれて運をたくさん運んでくれます。
ぜひ本書を参考に、自分を受け入れて自分に感謝できる人になってください。
この解説が皆さんの幸せの一助になれば幸いです。
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