今回は「30代をどう生きるべきかその結論」というテーマでお話しさせていただきます。
30代って若いのか 若くないのか何とも言えないお年頃。
何とも言えないんですが、大事な時期ってことだけは日々痛感する、と30代の方々は共感していただけると思いますが、まだ若かった20代の時期と比べて人生本番って感じです。
見せかけてごまかせない実力が問われる場面、注目される表舞台に駆り出される場面、周囲との差が歴然となる場面、そんな人生本番と言えるような機会がガンガン増えます。
ただ、その一方で、その準備に使える自由時間は少ないと。
仕事では自分のことだけじゃなく、後輩の指導やらマネジメントもしないといけない。プライベートでは、婚活・結婚・子育て・マイホーム購入とライフイベントが目白押し。
「こんなんどうすりゃいいんだい」と悩んだ私は、思い切って30代向けの本を全部読み漁ってみました。
まぁ全部って言っても選抜はしてます。変な本を読んでもしょうがないので、30代本をAmazonで検索して、レビュー数多くて評価も高めだったこれら上位5冊。
本田健さんの似たタイトルの本が2冊入っちゃってますが、それぞれこの2冊読んだら、微妙に守備範囲も内容も違かったりしたのでどちらも採用しました。
これら30代向け本の代表5冊の内容をまとめて、結局30代である私は何をどうすりゃいい のかその結論を突き止めてみました。まとめてみて気づきましたが、これら5冊でみんな同じこと言うてるやんっていう共通したメッセージがあったんです。
その共通しているメッセージというのは間違いなく大事なポイントだと思ったので、それらをみんな大好きランキング形式でご紹介。
共通したメッセージの中で 量としても質としても特に強いと感じたメッセージ4つを、私の独断と偏見をもとにベスト4としてご紹介させていただきます。
もう先にランキング形式なのに先に結論言っちゃうと、これらベスト4の根底にあるメッセージは「30代は諦める力が9割」というもの。
ランキングも言っちゃいますね!
具体的な内容として…
第4 位「億万長者は諦めろ」
第3位「ずっ友は諦めろ」
第2位「秘めたる才能は諦めろ」
第1位だけは最後のお楽しみ♪
ってことにさせていただきます。
えー気になるやんとなった30代のあなた、いや、もしくはこれから30代を迎えるあなた、そして30代を過ぎ去ってしまったあなたも、つまりは全人類皆さんそろって最後までご覧くださいませ。
億万長者は諦めろ
要するに、妄想に浸ってないで目の前のお金の問題から逃げるな、向き合えと。
20代だったらいいんです。お金より夢だロマンだとか言ってられるんですが、30代にもなったらもうダメです。
お金の年収の上げ方、投資やら税金の仕組みなど、最低限のマネーリテラシーを身につけて30代から準備すべきことを淡々とやっとこうね、という話でございます。
特にこちらの一冊のメッセージ が非常に痛烈。
「30代のうちにその人のお金の人生は決まっちゃう」と。
より具体的に言えば、35歳を過ぎて急にお金持ちになる人なんていないと。
一生食べていける資産を、40代では40代のうちには絶対作れる、そう確信できてるかと。
そう30代のうちに確信できてないんだったら、経済的自立とか、FIREとかそういうこと言わない方がいいよ、とまで書かれています。
なかなか痛烈ですよね。これを聞いてドキッとした方は、今からでもお金の問題に向き合いましょう。学びましょう。
そんな難しい話じゃありません。なぜなら、今の時代、めっちゃ安く良い教材がゲットできるから、入手できるからです。
例えば、お金の貯め方とか、投資とか、税金の仕組みだったら、これ!ベストセラー両学長が書かれたお金の大学がおすすめ。
楽しくめっちゃサクッと覚えます。
続いて、年収の上げ方はざっくり言っちゃえば「転職」です。成長してて儲かってる業界に転職しちゃえば、それでOKなんです。
転職ノウハウに関しては、人気You tuberのサラタメさんがとてもわかりやすく以下の転職チャンネルの方で解説して下さっています。
そのチャンネルにある、この1時間47 分の動画この1本さえ見ていただければ、もう他いりません。
転職活動のノウハウを丸ごと全部理解できちゃいますので、この1本だけ見てサクッとインプットしちゃってください。
「えー、でも無理でしょ!」「そんなの今から勉強しても、億万長者になれる気しないよ!」と思われるかもしれませんが、それはそうです。ただそれでいいんですよ。
大半の人は、億万長者になんてなれなくてもいいはずなんですよ。それについても書かれてます。
こちらの1冊に書かれてるんですが、もう30代にもなれば大体大枠の人生プランが固まってきますよね。
なので、何より大事なのは、自分は今後の人生でいくら使うのか、そのためにいくら稼ぐべきなのか、これを明確にすること。ここさえ明確にすりゃいいんです。
このポイントさえ明確になっていれば、変なリスク取って億万長者なんか目指す必要ないんですよ。なにせ、多くの人が描く贅沢な夢なんて、ぶっちゃけ大したお金はかからないから。
例えば、贅沢の象徴、老後の世界一周クルーズだって200万とか、300万とかあったらそんぐらい貯めればできちゃうと。そんな2、300万貯めればいいことをですね、起業したりとかギャンブル的な投資をして一発当てる必要ないんです。
最低限のマネーリテラシーと、正しい転職の知識さえあれば、普通の一般的なサラリーマンでも99.99%を実現できちゃいます。
いいでしょうか。もう30代はいい大人です。億万長者を妄想してる場合じゃない。翻弄されてる場合じゃないんです。
それはどのSNS開いても、インフルエンサーが必死に俺稼いでますよアピールしてきます。そんな人たちは次から次に出てきますが、真に受けちゃダメです。
彼らはピエロになってエンタメでやってるか、はたまた金儲けです。
こんな異次元に稼いでる俺すごいでしょと、こんな異次元に稼ぎたい人は異次元の稼ぎ方を教えるよって言って、高額な情報商材を売りたいだけ…そんなのは無視しましょう!
我々がやるべきことは、あなただけのお金の問題に向き合うこと。
今後10年後、20年後、30年後に自分の生活だったら、自分の人生だったら、いくらお金が必要か、その金額をどう稼ぐのか。
このポイントだけを自分の中で必ず明確にしておきましょう。
ずっ友は諦めろ
要はですね、ずっ友…ずっと続く友人関係なんて諦めろと。
「10代、20代で築いた人間関係なんてもんは、適宜整理していこうね」という話です。
20代の人間関係は「可愛がられること」が非常に大事でしたが、30代は「割り切ること」「取捨選択」が大事になってくると。
なぜ割り切ること取捨選択が大事になってくるかというと、なぜならシンプルに忙しいからです。
30代で結婚して、家庭を持った方なんて特にですが、私も実感してます。家族以外の人間関係に割く時間ってめちゃくちゃ限られます。
あと、この理由もあります。30代はめっちゃ貴重な時間だからというもの。それはこちらの1冊に書かれています。
確かにそうだなと思ったんですが、30代って非常に貴重だと。
全方位的に30代っていろんな世代と、良好な人間関係を構築しやすい時期なんですよ。
20代の生きのいい若者とも頼れるお兄さんキャラで接することができる。その一方で、40代の課長クラス、部長クラス、50代の重鎮と言われるような人…、そういう人たちとも仲良くなれます。
ちょうどいいんですよね。
ある程度30代っていうのは、世間や仕事を理解してるけど、ただ世代的にその40代の部長クラスとか 50代で重鎮からすると「可愛い」と自分を脅かすわけじゃない。可愛い後輩って思ってもらえると。
そんな感じで、30代は幅広い世代とつながれる貴重な時期なんで、惰性で続いているような無駄な人間関係に時間を割いてる場合じゃありません。
で、本書ではどんな人と継続的に付き合うべきかというポイントとして、「3ヶ月に1回はアップデートされているというもの」を挙げています。
つまりあれです。3ヶ月ぶりに飲みにでも行った時に、3ヶ月前と全く同じような話をしてる人とはもう付き合わないと。NGですと。
そうじゃなくて、3ヶ月ぶりに会った時に話す内容が大きく進展してる、大きく前とは様変わりしている、そんなスピード感のある人こそ継続的に付き合っていくべきだと。
はたまた、別の本…
こちらの一冊では「仲は良いながらも厳しい指摘をしてくれる人」「一生付き合うかもと感じさせてくれる人」そういう人と人間関係を構築せよと書かれてます。
ですので、そちらも人間関係の整理にあたってぜひ参考にしていただければと思います。
秘めたる才能は諦めろ
というものこれ、ちょっと切ないですけどね。
要は、もう30代にもなって、急に思いもよらない才能が花開くなんてことはないと。
30代になる今になるまで続いてきた自分の弱みっていうのは、だいたいがそのまま。もう死ぬまでそのまま弱みであり続けるんで、そんな根深い弱みを克服するより、強みの方を徹底的に伸ばそうと。
そこで、強みを伸ばすためにはいろいろ細かいテクニックやら小細工をするよりも、結局、環境を変えちゃうのが一番だ、そう語られています。
つまり、まず大前提30代のうちに自分を知りましょう。それはマストです。
本によって、自分の法則、自分の勝ちパターン、自分の取り扱い説明書と、色々な表現が使われていましたが、とにかく30代のうちに自分の強みと弱みを的確に把握することが最低限。それだけは完了させとこうねと。これはどの本でも再三書かれてました。
こちらの本曰く、そのために「ガンガン負けろ」と。というか負けを認めましょうと。
20代のうちはいいんですよ。負けを認められないで。
「いや全然あいつはすごくねえ」「あいつはすごいって言われてるけど、ここが微妙ここに関しては俺の方が全然強えぞ」みたいな感じで中二病を丸出しで噛み付いたとしても、それでも20代のうちは可愛かったかもしれませんが、30代のそれはみっともないだけです。
そうじゃなくて、潔く負けを認めて勝てない部分はしっかり諦めて、相手から学びましょう。憎たらしいにっくきライバルからであっても学ぼうと。
そんなマインドを手に入れないとそのまま中二病を丸出しで、器が醤油皿ぐらいしかない40代おじさんになってしまいます。
自分の敗北も弱さも一旦、真正面から受け止めましょう。その敗北も弱さも受け止めた上ででどうすると。
そんな俺は何を軸として、何のプロとして生きていくか、そのポジションを明確にする‥ここまでが30代のうちに住ませておくべきミッションなんですよ。
でもまだまだ挑戦しろ
急にちゃぶ台返ししてくるんです。
どの本もそうなんですが、30代はもう若くないと。
「お金も、人間関係も、秘めたる才能も、変に期待するな。諦めろ!」みたいなことを言ってたかと 思うと、結局最後は「でも30代でもまだまだ挑戦していこうぜ」ってかなりの熱量で書かれているんです。
まあでもあれです。20代向けの本の「可能性は無限大!手当たり次第にどんどんチャレンジしていこう」みたいな感じではなく、かなり深刻です。
「この挑戦が人生の方向性を完全に決める。ここで挑戦しなきゃ、40代なんて挑戦の機会すらないぞ!」とそのぐらい深刻なんです。
こちらの一冊にはですね、30代で挑戦できなかった人の後悔がずらーっとリスト化までされています。
「起業すればよかった」「転職してみればよかった」「もっといろんな人に出会えばよかった」「チャンスにすぐ対応すれば良かった」など、なかなか深刻ですよね。
というかですね これを機に30代向けだけじゃなく、20代向けの本もひと通り目を通して比較してみたんですけど、30代向けの本の方が「死」っていうワードが明らかに多いと。死ぬことを意識した内容になっています。だからこそ挑戦しろと。
「実はもうそんなに人生長くない。ラストチャンスだから心して挑戦しろよ」みたいなテンションで書かれているんです。
中でも一番痛烈にプレッシャーをかけてくるのが、こちらの1冊。
まず自分の死と向き合えと。
本書の著者である永松さんは、そのために毎年自分の誕生日に遺書を書いてるそうです。
遺書って思うと深刻の極みですよね。
よりによって誕生日会。「楽しく『ハッピー バースデートゥーユー』とか歌うはずの日に何してくれてんねん」とか私は思っちゃいました。
永松さんは別に体調も悪くないし人生を悲観してるわけじゃないけど、人生の終わりを意識して、今後をより良い人生にするために毎年遺書を書いてると。
残された家族に対して、どうしても伝えたいこと、誰に何を渡したいか、自分が亡くなった後に何をしてほしいか、すべて書き記すことによって、逆に「生きている」ということを感じると。
今生きてることが当たり前じゃないって実感する、そんな習慣なんだそうです。
私もこれは一旦ドン引きしたんですが、こうやって何度か読み返していたら怖いもんで、あれアリかもと、遺書書くのありかも、と徐々に思い出すんですよ。
言われてみれば、確かに自分にも死が近づいてきたなと。
20代の頃よりというか今、子どもが生まれてから特に思うのですが、死ぬんだなとだって思うんですよ。
「えー、自分が父ちゃんになるのかと」「数年前まで結婚すら考えもしなかった自分が、父親になっちゃうんだ」
そんな驚きとともに、多分こんな感じで時の流れに驚きながら気がついたら死んじゃうんだろうなと。
「えー 生まれたばっかだと思ってた息子が、もう成人するのを…。俺、割と老人やん」と。
最近なんだかちょっと体調悪いわー。ぽっくり。みたいな感じで死んでいくんだろうなと。
となると、遺書もありかもと、ドン引きしてた遺書もワンチャンありかも、と思いました。
さすがに、誕生日からはずすかもしれませんが、一度、今年テストで遺書を書いてみようかなと思わされました。
確かに遺書を書いてる自分を詳細にイメージしたら、本書に書かれている痛烈すぎるメッセージ「まだまだ挑戦しろ」「批評する側じゃなくて、常に行動する側に回れ」「30代のくせに安定とか平凡なんて目指すな」みたいな、いつもの私からするとちょっとカロリー高くて、胃がもたれそうだなーみたいなメッセージもすっと腹落ちするのかもしれません。
まとめ
ということで、今回は30代向け本の代表5冊をもとに、30代で大切なことランキングベスト4を記しました。
ザザッと振り返りますと、
第4位「億万長者は 諦めろ」…今後の人生にいくら必要でどう稼ぐか、これだけをまず明確にしよう
第3位「ずっ友は諦めろ」…いろんな世代と絡める貴重な30代に、惰性の人間関係はやめよう
第2位「秘めたる才能は諦めろ」…今すでにある強みを徹底的に伸ばそう。そのために最適な環境に 移動しよう
第1位「まだまだ挑戦しろ」…30代を若いと思わず、人生の締め切りを意識して来たる50代に後悔しないための挑戦を仕掛けよう
そんな内容でございました。
で、最後の最後は番外編でございます。
これはあれなんですよ5冊 全部で共通したメッセージってわけじゃなく、こちらの本田健さんの1冊にしか書かれてなかったんですが、個人的に一番 刺さったポイントがあります。
それは「自分の親と友人になろう」「お別れの準備をしておこう」について書かせてください。
本書に書かれてること言いますと、本書に書かれている内容は超ざっくりまとめちゃうと、30代は一番両親と仲良くなれる時期だと。
10代は反抗期、20代は自分のことで手一杯、40代にもなると自分は成熟するんだけども、徐々に両親の健康トラブルが現れてくる。
それらを踏まえると、30代が一番、健康的に素直に両親とコミュニケーションが取れる時期なんだと。だからその大事な30代のうちに、両親のことを深く知っておこうねと。
「DNAをガッツリ受け継いでるんだから、両親を深く知る事って実は自分を深く知ることにも上がるよ。」「それが、いつか来るお別れの前にやっておかないといけない準備だよ」みたいなことが書かれているんです。
まさに、私の実感としてもそうだなと。
確かに20代の頃ってそんな両親とコミュニケーション取る機会ってなかったんですけど、30代になっ てめちゃくちゃコミュニケーションが増えるっていうのを今まさに実感してます。
交流が増えたからこそ逆に気づくんです。自分って両親のことを知ってるようで、全然知らないよなってことに気づきますし、今の うちにもっと知っときたいなとも思ったりするんですよ。
これ何でなんですかね。急に親族への興味関心が高まる感じで。
もちろん親族オブ親族。一番関心がある子どもは、まだ言葉も喋れない中で、何を考えていて今後、どんな大人になっていくのか、それが一番気になると。
ただこの親族への興味関心が収まらないと、子どもへの関心と同じように、両親のことも気になってきます。
両親は何者なんだろう、今までどう育ってきて、何を思って私を育てて、今現在の父ちゃん、母ちゃんになってるのか興味が湧いてきた。
その実感があるので、本書はそれを「ドンピシャで言語化してくれてるなぁ」と思った次第です。
その結果、私が今 とても興味持ってるのが自分史作成サービスです。これ皆さんご存知ですか?
自分の歴史をプロの方にインタビューとかしてもらって、冊子にまとめてくれるようなサービスがあるみたいなんですけど、それをやってみたいなと。
それをまあ自分がやるっていうよりも、両親にやってもらって、それを残しておきたいなとふと思ったんですがこれ皆さんどう思われますか。
今回の記事が、少しでも皆さんの一助になれれば幸いです。
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